ようやく食事を終えたあと,しばらくはソファに寄りかかりぼんやりしていた。いつもならばすぐ後片付けをするのだが,そんな気になれなかった。ダンナはすでに書斎に戻り再び蟻の図鑑に顔を埋めている頃だろう。私は半分も食べられなかった皿に残っている夕…
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